【テルアビブ/イスラエル 23日 AFP】サッカー、欧州選手権2008(Euro 2008)・予選グループE。ホームでイングランド戦を翌24日に控えるイスラエル代表のドゥロル・カシュタン(Dror Kashtan)監督とヨシ・ベナユン(Yossi Benayoun)が記者会見を行い意気込みを語った。

■チームの可能性を語るカシュタン監督

 カシュタン監督は、イスラエルの選手がイングランドの有名選手を前に身構えてしまうのではないかと危惧しており、欧州のトップリーグでプレーする選手を擁するイングランド代表の一握りの選手だけでイスラエルに勝てるとイングランド優位であることも認めてはいるが、「明らかに難しい試合になるだろう。イングランドはFIFAランキングで6位であり、大会の優勝候補でもある。しかし明日は全てに対して可能性がある。イスラエルの選手にとってとても重要な試合となるだろう。彼らは熱くなるだろうし、勝利のためならなんでもするだろう。チャンスが来たら、このチームは戦い方を知っている。そうなれば我々にとって素晴らしい挑戦だし、そういうチャンスが訪れることを願っている。サッカーの面白いことの一つは、いわゆる劣勢のチームが驚くような結果を残すことだ。イングランドサッカーでもよくあることだよ。」と語り、イスラエルはイングランドのチャンスをかき消すような驚くような結果を残す可能性があるとした。

 またカシュタン監督は「明らかに明日の夜は特別な雰囲気に包まれるだろう。ファンは我々にとって12人目の選手のようなものだ。イスラエルは、全ての人がチームの後ろに団結するような状況になることに長けている。」とイスラエルの観客が両チームに影響を与えることを期待している。

■イングランドでプレーするベナユン

 ベナユンは、代表に招集されている選手の中で海外でプレーしている選手6人のうちの1人であり、現在イングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)に所属しているため、イングランドの選手や監督が最近の満足いかない結果に対してのプレッシャーがどの程度であるかを分かっている。
 
 イングランド代表はホームで戦ったマケドニア戦ではスコアレスドローに終わり、続くクロアチア戦では敗れるなどこの半年で1試合しか勝利を挙げておらず、クロアチア、ロシアに続くグループ3位で4位のイスラエルとは得失点の差だけでしかない。

 しかしベナユンは、イングランドはそこまで調子は悪くないとし「ホームでのマケドニア戦だけが悪い結果であったと思う。クロアチアは試合をするには難しい場所であるし、そこでイングランド代表が負けたことは特に驚くことではない。彼らは偉大な選手だし、重要な試合への臨み方やベストの尽くし方も知っているから、敗戦の影響はないと思う。ウェストハムにいて、彼らが受けているプレッシャーを感じることができる。それが運良くイングランド代表に影響したら、我々はいい試合が出来ると思うし得点もとることができると思う。」とコメントした。

■マクラーレン監督へエールを送るベナユン

 またイングランドのスティーヴ・マクラーレン(Steve McClaren)監督に対して「もちろんイスラエル代表にも当てはまるけれど、この問題は人は我慢ができないことにあると思う。さらに見守っていく時間が必要なんだ。彼は05-06UEFA杯(UEFA Cup)でミドルスブラ(Middlesbrough FC)を率いて決勝進出を果たしたことで監督の裁量は証明されている。これからの試合全てに勝つことを期待しているよ。明日の後にね。」とエールを送った。(c)AFP/RONI SCHUTZER