【イスラマバード/パキスタン 21日 AFP】パキスタンの最高裁判所副長官が20日、ペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領が最高裁長官を解任したことに抗議して辞任した。

 国内では9日、ムシャラフ大統領がIftikhar Muhammad Chaudhry最高裁長官を解任したことを契機に抗議活動が発生。1999年の軍事クーデターによるムシャラフ政権発足以降、最悪の政治的対立が生じている。

 今回辞任を表明したのはNasir Saeed Sheikh最高裁副長官。Sheikh副長官はパキスタンの最高裁副長官3人中の1人で、辞任が相次ぐ司法職員の中で最上位に位置する人物。

 Sheikh副長官はAFPの取材に対して辞任の事実を認めた上で、辞任理由は「現行憲法下で裁判官に付与された地位に基づいては、職務遂行が不可能であるため」と語った。

 Chaudhry最高裁長官の解任問題がらみの辞任は、これまでで計8人となっている。

 写真はカラチ(Karachi)で20日、Chaudhry長官の解任問題でムシャラフ大統領への抗議デモを行う統一行動評議会(Muttahida Majlis-e-Amal、MMA)の女性活動家たち。(c)AFP/Rizwan TABASSUM