【イスラマバード/パキスタン 3日 AFP】米国とパキスタンの情報機関は3日、旧タリバン政権時の国防相、オバイドラ・アコンド(Obaidullah Akhund)容疑者への尋問を開始した。イスラム原理主義勢力タリバン(Taliban)の幹部ら逮捕に向け、進展が期待されている。パキスタンの治安当局が伝えた。

 4人の側近らとともに2月28日にパキスタン南西部のクエッタ(Quetta)で身柄を拘束されたアコンド容疑者は、タリバン最高指導者ムハマド・オマル(Muhammad Omar)師の側近、およびアフガニスタン南部のタリバンの戦闘メンバーとされており、拘束後はヘリコプターでイスラマバード(Islamabad)に移送された。米中央情報局(CIA)では、アコンド容疑者に100万ドル(約1億1679万円)の懸賞金をかけていた。

 AFPの取材に対し、匿名で応じた同治安当局の関係者によると、尋問はイスラマバードで行われ、米国とパキスタンの関係機関が共同で進めている。同氏は「アコンド容疑者は、タリバンの戦闘ネットワークの重要人物であり、関係機関はタリバン勢力の規模やパキスタンでの影響力を探る。元国防相の逮捕は大きな進展であり、タリバン勢力の最重要手配人物らの逮捕に結びつくことを願っている」と述べたが、アコンド容疑者の尋問を取り仕切っている機関については、明らかにされていない。

 写真はカンダハル(Kandahar)州で2月に発生した自爆テロ現場付近を巡回する警察官。この事件では、タリバンが犯行声明を出している(2月27日撮影)。(c)AFP/Hamed Zalmy