【ハリウッド/米国 24日 AFP】第79回アカデミー賞(The 79th Academy Awards)発表を週末25日に控えオスカーにまつわるトリビアな話題をいくつか。

■主演・助演の男優・女優部門で今回初のノミネートとなるのは10人。残り10人は過去合計49回ノミネートされている。そのうち、メリル・ストリープ(Meryl Streep)、ジュディ・デンチ(Judi Dench)、ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)は過去にオスカーを獲得。

■メリル・ストリープは「プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)」で今年14回目のノミネートを果たす。2002年に13回目を迎えた自己記録を今回、また更新したことになる。キャサリン・ヘップバーン(Katharine Hepburn)とジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)の12回目を抜いて、現在最多ノミネート経験者。

■英国女優のケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)は31歳で5回目のノミネート。主演女優賞にノミネートされたなかでは、過去最年少記録を持つ。それ以前の最年少記録はオリビア・デ・ハヴィランド(Olivia De Havilland)の33歳(1949年)。

■ペネロペ・クルス(Penelope Cruz)と菊地凛子Rinko Kikuchi)は今回外国語映画からのノミネート。過去に4人が外国語作品からオスカーに輝いている。

 「ふたりの女(Two Women)」のソフィア・ローレン(Sophia Loren)、「ゴッド・ファーザー:パート・2(The Godfather:PartII)」のロバート・デ・ニーロ(Robert de Niro)、 「ライフ・イズ・ビューティフル(Life is Beautiful)」のロベルト・ベニーニ(Roberto Benigni)、そして 「トラフィック(Traffic)」のベニチオ・デル・トロ(Benicio Del Toro)。

■クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)が日本語で撮った「硫黄島からの手紙(Letters From Iwo Jima)」が最優秀作品賞を取ることになれば外国語作品初の受賞となる。

 過去に外国語作品で最優秀作品部門にノミネートされたのは、 「大いなる幻影(Grand Illusion)」、「Z」、「The Emigrants」、「叫びとささやき (Cries and Whispers)」、「ポストマン(The Postman)」、「ライフ・イズ・ビューティフル」、「グリーン・デスティニー(Crouching Tiger, Hidden Dragon)」の各作品。

 写真は、主演女優賞にノミネートされたペネロペ・クルス(c)AFP/GABRIEL BOUYS