【バルセロナ/スペイン 12日 AFP】バルセロナで13日から、「2007年世界3GSM携帯電話会議(3GSM World Congress 2007)」が開催される。インターネット、コンピュータ、音楽産業など、第3世代携帯電話に関連する世界各地の大手企業らが一堂に会する。

■非通信事業者の参入目立つ

 年1度開催されるこのイベントは近年、通信事業者や携帯電話メーカーのみならず、ヤフー(Yahoo!)やMTV、ワーナー・ミュージック(Warner Music)といった携帯産業への進出を図る非通信事業者にとっても欠かせない見本市となっている。

 16日までの開催期間中に1300社、6万人の参加が見込まれる今回は、携帯コンテンツを提供する非通信事業者のみで構成するホールが初めて登場、テレビ局やビデオ・ゲーム会社、音楽製作業者なども出展する予定だ。

 同会議への参加を希望するコンテンツ提供者が後を絶たないのも無理はない。携帯電話の普及率は欧州ですでに90%に達し、インターネットの普及率を超えた。他地域でも、特にインドや中国を中心に市場は急成長している。

■注目の的はマイクロソフトの「Windows Mobile 6」

 米市場調査会社Strategy Analyticsの統計によると、2006年、全世界の携帯電話機出荷台数は大幅に伸び、対前年比25%増の10億台以上に達した。

 世界3GSM携帯電話会議の主役はコンテンツ・プロバイダーだ。最近、コンテンツ市場に参入したアドビ(Adobe)やネット検索エンジン大手のグーグル(Google)、音楽エンターテインメント産業の重鎮であるEMIミュージック(EMI Music)やウォルト・ディズニー(Walt Disney)が宣伝の機会を狙う。

 しかし、最も注目されるのはマイクロソフト(Microsoft)の新事業、携帯機器向けOS「Windows Mobile 6」の発表だろう。従来の携帯機能のほか、利用者のコンピュータ内に保存されたファイルや電子メールへのリモート・アクセスを可能にする。

 マイクロソフト・フランス携帯事業部のNicolas Petit部長は、「PC上でできることと携帯電話でできることのギャップを減らしたい」と意欲を語っている。

 写真は会場の設置準備を進める作業員(c)AFP/CESAR RANGEL