【ジャカルタ/インドネシア 5日 AFP】首都圏で発生した豪雨による洪水で、救急隊や警察、国軍が出動して懸命の救助活動を続けている。

 1日から続く豪雨で、市内を縦横に流れる河川や運河の堤防が決壊、溢れ出した水で数千世帯で家屋が浸水した。5日までに20人が死亡、保健省は避難者数を34万人と発表した。

 ジャカルタを襲った洪水としては、40人が死亡した2002年以来最大の規模。気象予報によると、激しい雨は今後も降り続く可能性があるという。

 防災当局の担当官は、「今日(5日)の救援活動も、焦点はジャカルタ、タングラン(Tangerang)、ブカシ(Bekasi)など首都圏域の浸水地域からの住民の避難支援だ」と述べた。

 避難住民の多くは、急場しのぎに作ったいかだを利用したり、腰まである泥水をかき分けて自力で脱出したが、屋根の上に取り残された人々もいる。また、家族や親族の元に留まることを選んだり、財産を守るために避難命令を拒否し、停電や断水が続く家に残っている住民もいる。

 写真は5日、ジャカルタで屋根まで浸水した家の屋根に取り残された住民を救助するボランティアら。(c)AFP/Jewel SAMAD