【フリータウン/シエラレオネ 28日 AFP】地域紛争関連組織の資金源となる、いわゆる「血のダイヤ」の流通を世界的に阻止する動きにより、シエラレオネでは輸出収入が増加しているが、一方で違法採掘も同様に増加している。レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)の話題の最新映画「ブラッド・ダイヤモンド(Blood Diamond)」は、ダイヤモンドをめぐる密売人についての話であるが、圧力団体はハリウッド(Hollywood)と手を結び、この映画を通じてメッセージを送るという新しい手法を試みている。世界のダイヤモンド産出量の半分が販売されている米国では、この映画をきっかけにダイヤモンド紛争についての記事が、新聞や雑誌に多数掲載されるようになった。ダイヤモンド産業は対抗策として1500万ドル(約18億2300万円)を投じて広報活動することを余儀なくされた。写真は、フリータウン(Freetown)郊外のダイヤモンド鉱山で働く人々(2003年5月15日撮影)。(c)AFP/DESIREY MINKOH