【瀋陽/中国 1日 AFP】共産圏中国国内で復活している伝統年間行事のひとつ「端午の節句」(Duan Wu festival)を祝おうと30日、遼寧省(Liaoning province)東北部にある瀋陽(Shenyang)のスーパーで人びとがちまきを買い求めている。この伝統行事は、楚(Chu)王族陥落後、現在の揚子江渓谷(Yangtse valley)、汨羅江(the Mi-Lo River)に身を投じた中国詩の父「屈原」(Qu Yuan)を偲ぶもので、村民や漁師が溺れる詩人を器で拾い上げ、彼の死体を魚が食べてしまうのを食い止め、彼が天国へ行くのを阻止し、また、ちまきを投げ入れて水中の生き物を満足させた話にちなんだものでもある。(c)AFP