トランプ派の意に沿わぬ人間は「アンティファ」扱い、殺害予告受けた大学教授が米国脱出
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■「私は研究者」
ブレイ氏は、2011年にニューヨーク市で行われた左派による「ウォール街を占拠せよ」運動に参加したことを認める一方、「反ファシスト団体に所属したことは一度もない」と強調。
「今も所属していないし、今後所属するつもりもない。広義の反ファシズムを支持し、ファシズムを嫌悪しているが、あくまで研究者という立場からだ」と述べた。
ブレイ氏によると、9月10日にトランプ支持派の保守系インフルエンサー、チャーリー・カーク氏が暗殺された事件をきっかけに、X(旧ツイッター)で標的にされるようになったという。
極右活動家のジャック・ポソビエク氏はオンラインでブレイ氏を「国内テロリストの教授」と呼び、保守系コンテンツクリエイターのアンディ・ヌゴ氏はブレイ氏を「過激な反ファシスト活動家」と非難した。ポソビエク、ヌゴ両氏は今週、ホワイトハウスで開催された「アンティファの脅威」に関する円卓会議に出席した。
ポソビエク、ヌゴ両氏によるソーシャルメディア投稿の後、ブレイ氏は殺害予告を受けるようになったという。その中には「学生たちの前でお前を殺す」という脅迫や、自宅の住所が記された脅迫メールも含まれていた。
「あの時、家族の安全のために米国を離れることに決めた」とブレイ氏は語った。