患者10人と16歳のめいをレイプ・性的暴行、元理学療法士に拘禁15年 仏
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【9月27日 AFP】フランスの裁判所は26日、元理学療法士の男に対し、患者10人と16歳だっためいをレイプ・性的暴行した罪で拘禁15年の判決を言い渡した。
バレリー・グルビエ被告(56)は2013~2015年、パリ近郊の町ビリエールシュルオルジュにある自身の理学療法クリニックで女性患者を性的虐待。レイプしたとして起訴された。
裁判所は、グルビエ被告が被害者との間に築くはずだった「信頼関係」を悪用したと判断し、検察が求刑した拘禁12~14年よりも重い量刑を言い渡した。
10年前に初めて告発されたグルビエ被告は当初、容疑を否認していたが、その後、捜査と裁判の過程で起訴内容の一部を認めた。
グルビエ被告は25日の証言で、レイプ7件のうち5件を認めた。
被害者のほとんどは元患者だった。
グルビエ被告はまた、2007年の休暇中に当時16歳だっためいをレイプした罪でも起訴された。
計16人の女性が、グルビエ被告に性的暴行を受けたと証言した。
グルビエ被告は判決言い渡し前に、女性たちに許しを請うた。
34歳の被害者は判決言い渡しの後、AFPの取材に対し、「一言で言えば、安堵(あんど)している」「陪審は、彼がうそつきの性犯罪者だと理解してくれた」と語った。(c)AFP