米保守系活動家暗殺、一因は「極左勢力」の言説 トランプ氏
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【9月11日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は10日、暗殺された盟友で保守系のチャーリー・カーク氏を「真実の殉教者」とたたえるとともに、「極左勢力」の言説がカーク氏の死につながったと非難した。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿した動画で、「極左勢力は長年にわたり、チャーリーのような素晴らしい米国人をナチスや世界最悪の大量殺人犯や犯罪者になぞらえてきた」「このような言説こそが、わが国で今見られるテロリズムの直接的な原因となっており、今すぐに止めなければならない」と述べた。
そして、トランプ氏は責任を負うべき者に断固たる措置を取ると表明。
「これは米国にとって悲劇的な出来事だ」「わが政権は、資金提供した組織や支援した組織を含め、この残虐行為およびその他の政治的暴力に加担した者全員を徹底的に追及する」と述べた。
カーク氏は米国政治において並外れた影響力を持ち、若年層の間でトランプ氏の支持を拡大するのに貢献し、昨年の大統領選での勝利の立役者となった。
カーク氏は10日、西部ユタ州のユタバレー大学で行われたイベントで講演中に銃撃され、死亡した。
容疑者は依然として逃走中。捜査当局は、カーク氏の命を奪った一発の銃弾が建物の屋上から黒ずくめの人物によって発射されたとみており、「標的を絞った殺人」との見方を示している。(c)AFP