【9月11日 AFP】ヘンリー王子は10日、英ロンドンのクラレンス・ハウスの公邸でチャールズ国王と面会し、2024年2月以降続いていた19カ月にわたる疎遠状態が終わった。

王室に近い情報筋によると、2020年に王室との関係を断ったヘンリー王子は、チャールズ国王と私的茶会を開いたという。

王子の車は1時間もたたずに公邸を出発し、その後、自身が2014年に設立した傷病兵らの国際スポーツ大会を主催する「インビクタス・ゲームズ財団」のレセプションに出席した。王子は8日から英国で一連の公務に臨んでいる。

2人の面会をめぐっては数か月にわたり注目されてきたが、チャールズ国王が10日にスコットランドからロンドンに戻ったことで、注目度は一段と高まっていた。バッキンガム宮殿は、コメントの要請に応じなかった。

ヘンリー王子が父と会うのは、国王が昨年がんと診断されて以来となった。

5月には、英国で進行中の複数の裁判や、テレビインタビューや回顧録での王室に対する告発を理由に、国王とは話をしていないと述べていたが、王子は王室との「和解」を望んでいるとしていた。(c)AFP