ロシアの大規模攻撃、EU施設にも被害 死者は子ども含む14人に
このニュースをシェア
【8月28日 AFP】アントニオ・コスタ欧州理事会常任議長(EU大統領)は28日、ウクライナの首都キーウに対するロシア軍の大規模攻撃に「戦慄を覚えた」と述べ、同市にあるEU代表部の施設も被害を受けたと明らかにした。
「私の思いはウクライナの犠牲者と、意図的なロシアの攻撃で建物が損傷したEU代表部の職員と共にある」とコスタ氏はX(旧ツイッター)に投稿した。
さらに「EUは脅しには屈しない。ロシアの侵略は、ウクライナとその人々と共に立つわれわれの決意を強めるだけだ」と述べ、被害を受けた建物の写真も公開した。写真には、窓が吹き飛ばされ、天井の一部が落下し、床にがれきが散乱したオフィス内部の様子が映っている。
駐ウクライナEU大使カタリナ・マテルノバ氏は、爆発の衝撃波で建物が「深刻な被害を受けた」と記し、EU関係者はAFPに対し、職員にけがはなかったと明らかにした。
ウクライナ空軍によると、この夜間攻撃では無人機598機とミサイル31発が用いられた。極超音速ミサイル「キンジャル」2発と弾道ミサイル9発も含まれていた。
死者数については、先の発表では子どもを含む10人とされていたが、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、SNSへの投稿で子ども3人を含む14人が命を落としたことを明らかにした。(c)AFP