【5月19日 AFP】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は18日、イスラエル軍の攻撃がやまないガザ地区(Gaza Strip)最南部ラファ(Rafah)ではこれまでに住民80万人が「避難を余儀なくされた」と明らかにした。

 UNRWAのフィリップ・ラザリニ(Philippe Lazzarini)事務局長はX(旧ツイッター)に、「イスラエル軍が5月6日にラファで(限定的な)軍事作戦を開始して以来、80万人が避難を強いられている」と投稿。住民の避難先には水や衛生設備が整っていないと述べた。

 イスラエル軍はこの日、ガザ全域で70か所以上の標的に空爆を実施し、ラファ東部では地上部隊が「的を絞った攻撃」を行ったと発表。イスラム組織ハマス(Hamas)の戦闘員50人を殺害し、数十か所のトンネルの入り口を特定したと明らかにした。(c)AFP