【5月17日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)の選手会(MLSPA)は16日、2024年の年俸データを発表し、インテル・マイアミ(Inter Miami)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)がリーグ史上最高額の2045万ドル(約31億9000万円)を稼いでるだけでなく、MLSの計25チームの年俸総額も上回っていることが分かった。

 選手会は定期的にリーグ全体の給与情報を公開しており、通算8度の世界最優秀選手賞「バロンドール(Ballon d'Or)」に輝き、W杯カタール大会(2022 World Cup)で母国アルゼンチンの優勝に貢献したメッシがトップであることに驚きはないが、他の選手やチームとの格差は際立っている。

 メッシの年俸は基本給1200万ドル(約18億7000万円)に各種ボーナスを加えた合計2044万6667ドル(約31億8700万円)。この数字には、独スポーツ用品大手アディダス(Adidas)や米電子機器大手アップル(Apple)などの企業から受け取る巨額のコマーシャル契約やスポンサー料は含まれていない。

 全体2位はトロントFC(Toronto FC)に所属するイタリア人ストライカーで、メッシがMLSに加入するまでリーグ史上最高給を誇っていたロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)の1540万ドル(約24億円)だった。

 メッシとスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)時代からの同僚3人は、セルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)が3位の880万ドル(約13億7000万円)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)とジョルディ・アルバ(Jordi Alba)はともに150万ドル(約2億3000万円)とされた。

 チームの総年俸は、インテル・マイアミがトップの4168万ドル(約65億円)、トロントFCが2位の3141万ドル(約49億円)となっている。リーグ全体の平均年俸は、前年比12.1パーセント増の59万4390ドル(約9260万円)だった。(c)AFP/Simon EVANS