【5月16日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は15日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)最南部ラファ(Rafah)で展開している地上作戦について、50万人近くが避難したため、同市で「人道的大惨事」は起きていないしこれからも起きないと主張し、国際社会の懸念を一蹴した。

 ネタニヤフ氏は声明で「われわれの責任ある対応が実を結んでいる」「作戦地帯(ラファ)からこれまでに50万人近くが避難した」として、「取り沙汰されていた人道的大惨事は起きていないし、これから起きることもない」と強調した。

 イスラエルにとって最も重要な同盟国、米国を含む国際社会はイスラエルに対し、140万人が身を寄せているラファで地上作戦を実施しないよう求めていた。(c)AFP