【5月12日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは11日、第37節の試合が行われ、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)は4-0でフラム(Fulham)に大勝し、リーグ4連覇へ前進した。バーンリーFC(Burnley FC)は1-2でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に敗れ、降格が決まった。

 アウェーのシティは、最近得点を量産しているDFヨシュコ・グヴァルディオル(Josko Gvardiol)のゴールで早々に先制すると、59分にフィル・フォーデン(Phil Foden)が今季公式戦25点目となる追加点を奪取した。これで勝利を確実にすると、グヴァルディオルがベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)のクロスを押し込んで3点目。後半アディショナルタイムにはPKが与えられ、グヴァルディオルにDFとしてプレミア史上初のハットトリックのチャンスが訪れたが、グヴァルディオルはこれを断り、フリアン・アルバレス(Julian Alvarez)が成功させた。

 この結果、シティは2位アーセナル(Arsenal)との勝ち点2差を維持した。アーセナルは12日にマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦を控えており、仮に勝利を逃した場合、シティが14日のトッテナム戦で優勝を決める可能性が生まれる。

 バーンリーはトッテナムに敗れ、チャンピオンシップリーグ(2部)行きが決まった。ヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)監督は「きょうでプレミアリーグは終わることになったが、復帰へ向けてやれることをすべてやっていく。あすはその初日だ」と気持ちを切り替えていた。

 5位トッテナムは逆転勝ちで連敗を4でストップ。4位アストン・ビラ(Aston Villa)との勝ち点差を4に縮め、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権獲得に望みをつないだ。

 ルートン・タウン(Luton Town)も1-3でウェストハム(West Ham)で敗れ、降格が決定的となった。ルートンは残り1試合で残留圏のノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)と勝ち点差が3、得失点差が12となった。この日フォレストがチェルシー(Chelsea)に勝利していれば今節で降格が確定したが、フォレストは2-3で敗れた。

 ルートンがバーンリーとシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)に続いて降格すれば、今季は昇格組の3クラブが全て2部に逆戻りとなり、ディビジョン間の力の差が大きくなっていることが浮き彫りとなっている。

 好調チェルシーはラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)とニコラス・ジャクソン(Nicolas Jackson)が2分間に立て続けにゴールを奪うなどし、来季の欧州カップ戦出場へ前進した。(c)AFP/Kieran CANNING