【5月9日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は9日、第2次世界大戦(WWII)で旧ソ連がナチス・ドイツ(Nazi)に勝利したことを祝う「戦勝記念日」の式典に合わせて演説した。

 首都モスクワ中心部の「赤の広場(Red Square)」で行われた式典でプーチン氏は、「ロシアは世界を巻き込む紛争を防ぐために力を尽くすが、同時に、誰にもわれわれを脅かすことはさせない。(核)戦略部隊は常に臨戦態勢にある」と述べ、西側諸国のいかなる脅威も容認しない姿勢を示した。

 プーチン氏はまた、「親愛なる友よ、ロシアは今、厳しく、重要な時期にある。祖国の運命、未来はわれわれ一人ひとりにかかっている」と国民に向けて呼び掛けた。

 戦勝記念日に合わせて行われたパレードには、戦車T-34、大陸間弾道ミサイルのヤルス(Yars)が登場した他、上空ではSu-25戦闘機の編隊飛行も行われた。(c)AFP