【5月4日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は11月の大統領選に向けた選挙戦で厳しい戦いを強いられているが、少なくとも一日だけは「フォースと共にあった」ようだ。

 大人気映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」シリーズでジェダイの騎士、ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)を演じ、バイデン氏支持を公言している米俳優マーク・ハミル(Mark Hamill)さん(72)が3日、ホワイトハウス(White House)の記者会見室にサプライズで登場。バイデン氏のトレードマークでもあるパイロット用サングラスをかけて演壇に立った。

「スター・ウォーズ」以外の質問で、と記者はくぎを刺されていたが、ハミルさんは「大統領閣下と呼んだところ、『ジョーでいいよ』と言われた。そこで『(ジェダイの騎士、オビ=ワン・ケノービ(Obi-Wan Kenobi)に掛けて)ジョビ=ワン・ケノービと呼んでもいいですか』と聞くと、気に入ってもらえた」と明かした。

 1977年のシリーズ1作目でアレック・ギネス(Alec Guinness)さんが演じたオビ=ワン・ケノービは、フォースの暗黒面や邪悪なダース・ベイダー(Darth Vader)と戦いながら、ルーク・スカイウォーカーに己の力を発見するよう教え導く。

 バイデン氏はドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領と激しい戦いを繰り広げるとみられているが、ハミルさんは「私の人生で、最も成功を収めている大統領」だと評した。

 民主党のジミー・カーター(Jimmy Carter)氏とバラク・オバマ(Barack Obama)氏の政権当時にもホワイトハウスを訪ねたことはあるが、「今回は格別だった」と語った。

 翌日の5月4日(May the 4th、メイ・ザ・フォース)は、「スター・ウォーズ」シリーズの有名なせりふ「May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)」に語呂が似ていることから、世界中のファンの間でイベントが行われている。(c)AFP