【4月28日 AFP】2024年パリ五輪の聖火が27日、ギリシャから船で開催国フランスへ出発した。

 ギリシャの港湾都市ピレウス(Piraeus)で、警備用の柵を挟んで多くの人が見つめる中、聖火を載せた19世紀の3本マストの帆船ベレム(Belem)号はギリシャ海軍のガレー船とヨットを伴いながら港を離れ、フランスへ向けて出発した。船は5月8日、紀元前600年頃にギリシャ人の植民市があったマルセイユ(Marseille)に到着する予定となっている。

 26日のセレモニーで、ギリシャから聖火を引き継いだパリ五輪大会組織委員会のトニー・エスタンゲ(Tony Estanguet)会長は、聖火の出発前に報道陣に対して「格別な気持ちだ。感極まっている」と話した。(c)AFP