【12月21日 AFP】香港の警察当局は21日、半年にわたって続く民主派デモに関連して19歳の男を逮捕しようとしたところ、銃を所持していたこの男が警官に向かって実弾を発射したと発表した。

 警察当局によると、香港の大埔(Tai Po)地区で20日夜、警官が容疑者の男に近づいたところ、男はウエストバンドから半自動拳銃を取り出した。弾丸は誰にも当たらず、男は取り押さえられた。

 この事態を受けて付近のアパートを捜索したところ、半自動小銃AR15と、銃弾250発超が見つかった。

 警察は今回発見された武器と男が、警察への襲撃を企てていたとして逮捕されたグループと関連があるとみていると述べた。このグループをめぐっては、今月8日に行われた強制捜査で、拳銃が見つかったとされる。

 ただ警察幹部によると、男は抗議活動が始まる以前の1年前に、違法な武器所持により逮捕されたことがあったという。(c)AFP