【12月20日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)は、08クラブW杯(FIFA Club World Cup Japan 2008)で優勝することが、チームにとって今後の大きな後押しになり、またリーグ戦でのライバルチームに向けた力強い意思表示になると語った。

 マンチェスター・ユナイテッドは22日にイングランドへ戻り、リーグ戦で上位のリバプール(Liverpool FC)やチェルシー(Chelsea)との遅れを取り戻すために戦っていくことになるが、ルーニーは、南米王者のリーガ・デ・キト(LDU Quito、エクアドル)を下すことで、チームがとてつもなく高い自信を持っていることをリバプールやチェルシーに対し示すことができると考えている。

 ルーニーはチームの公式サイトに対し「リーグ戦ではとてもいい位置につけている。もし世界王者として帰ることができるのならチームにとっては大きな後押しとなり、シーズン後半に向けた基盤となるだろう。(リバプールやチェルシーに対し)強力なメッセージを送ることになるだろう」と語っている。

 マンチェスター・ユナイテッドの選手たちは、21日に行われるアーセナル(Arsenal)対リバプール戦や22日に行われるエバートン(Everton)対チェルシー戦の行方に注目しているだろう。

 しかし、ルーニーの最大の関心事は、リーガ・デ・キトを下し新たなタイトルを自身のコレクションに加えることである。

 18日に行われたガンバ大阪(Gamba Osaka、日本)との準決勝で2得点を記録したルーニーは「これまでは世界王者になることについて考えたことはなかった。マンチェスター・ユナイテッドに加入したときの目標は、明らかにプレミアリーグと欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)だった。しかし、クラブW杯でプレーする機会に恵まれ本当に興奮している。すべてのタイトルを獲得したいと思っている。チャンピオンズリーグを1度、プレミアリーグを2度制した。カーリング杯(Carling Cup)とFAコミュニティーシールド(FA Community Shield)も制した。シーズン開幕前にはUEFAスーパーカップ2008(UEFA Super Cup 2008)に敗れ落胆したし、FAカップ(FA Cup)では決勝で2度も敗れている。次のチャンスがいつになるか分からないので、クラブW杯ではどうしても優勝したい」と語っている。(c)AFP