■トランプ氏「まだ言ってるのか」

ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官はこの論争について追及されると、ボンディ氏が言及していたのはエプスタイン被告関連の書類全体のことだと釈明し、MAGAの怒りをさらにあおった。

CNNのアナリスト、クリス・シリザ氏はサブスタックのニュースレターに、「これは目的を達成したものの、その後の行動を考えていない時に起こることだ。もっと正確に言えば、あなたとあなたの周りの人たちが、長年攻撃してきた『ディープステート』そのものになってしまう時だ」と記した。

8日の閣議で記者からエプスタイン元被告について質問されると、トランプ氏はいら立ちをあらわに、「まだジェフリー・エプスタインのことを言っているのか?世間はまだこの男、この気持ち悪いやつのことを言っているのか? 信じられない」と答えた。

MAGAには最近、数々の亀裂が生じている。

MAGAはトランプ氏がウクライナへの武器供給を再開すると発表したことにも反発。強硬な孤立主義者らは、トランプ氏によるイラン核施設への爆撃や、農場での不法移民取り締まりの緩和を求める発言にも既に激怒していた。

この出来事は、トランプ氏支持者を動かす力関係だけでなく、MAGAの失望が次期選挙における共和党の見通しに悪影響を及ぼすのではないかという懸念を引き起こしている。

この論争は、連邦政府の歳出をめぐってトランプ氏と公然と対立し、疎遠になった元側近のイーロン・マスク氏が新政党を立ち上げたことで、トランプ氏が圧力にさらされる中で起きた。

先月、トランプ氏との対立が激化した際、マスク氏はエプスタイン元被告のファイルにトランプ氏の名前が記載されていると主張した。

マスク氏は7日、「トランプ氏がエプスタイン元被告のファイルを公開しないなら、どうして人々がトランプ氏を信頼することができるのか?」とXで問いかけた。(c)AFP