トランプ氏は「暴徒による支配許さない」 ホワイトハウス
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【6月12日 AFP】米ロサンゼルスで軍の支援を受けた取り締まりにもかかわらず、ドナルド・トランプ大統領の移民政策に対する抗議活動が全米に広がったのを受け、ホワイトハウスは11日、トランプ大統領は「暴徒による支配(暴民政治)」を許さないと述べた。
ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官も、民主党のカリフォルニア州知事とロサンゼルス市長が衝突を「あおり立てた」と非難した。
レビット氏は背景に炎上する車両や覆面をした暴徒の映像が映し出された記者会見で、「トランプ大統領は、米国で暴徒による支配がはびこることを決して許さない」「政府の最も基本的な義務は法と秩序を維持することであり、この政権は神聖な責任を担っている」と述べた。
レビット氏の発言は、トランプ氏が10日のフォートブラッグ陸軍基地での演説でロサンゼルスを「解放する」と誓い、抗議デモの参加者を「動物」と呼んだことを反映したもの。
トランプ氏は、カリフォルニア州当局と対立している。同州当局は、トランプ氏が「独裁的」であり、「おおむね平和的」な抗議デモを鎮圧するために数千人の兵士を派遣することで政治的利益を得ようとしていると非難している。
自動運転タクシーの放火や警察官への投石など、暴力行為も散発的に起きている。これに対し当局は、催涙ガスなどの非致死性兵器を使用している。
レビット氏は「(カリフォルニア州の)ギャビン・ニューサム知事と(ロサンゼルスの)カレン・バス市長は恥ずべきことに、市民に遂行を誓った職務を果たさなかった」とし、ニューサム氏が「火に油をそそぎ、勇敢な移民・税関捜査局(ICE)職員を悪者に仕立て上げた」と非難した。
抗議デモは先週、ICE職員がトランプ氏の強硬な移民政策を支援するため、ロサンゼルスで一連の不法移民摘発を実施したのをきっかけに発生した。
トランプ氏は、抗議デモの参加者を「金で雇われた反徒」と呼び、中にはプロの暴徒鎮圧装備を持っている者もいると主張しているが、ホワイトハウスは背後にいる資金提供者は誰だと考えているかを明らかにしなかった。
これについてレビット氏は、「大統領が提起した疑問は良いものであり、誰がこうした反徒に資金を提供しているのかはわれわれも調査している」と述べた。(c)AFP