【2月27日 AFP】仏ファッションデザイナー、ティエリー・ミュグレー(Thierry Mugler)の35年のキャリアで初となる回顧展「Thierry Mugler: Couturissime」が、カナダ・モントリオール美術館(The Montreal Museum of Fine Arts)で開催される。開幕に先駆けて26日、内覧会が開かれた。

「これらの作品を見てもっとも感動するのは、私が優れた職人たちを刺激し、自分のそばに集めることができたことだ」とミュグレーは語る。

 自身のショーを「魅力的な悲劇」だとミュグレーは表現する。

 本展では、ミュグレーの作品を多数展示。1977年から2014年までに手がけた作品だけでなくスケッチや写真、ビデオなども集められた。

 同美術館のディレクター、ナタリー・ボンディール(Nathalie Bondil)氏は、同展は「オペラのように」幕に分かれていると説明。また、ミュグレーのキャリアの中で企画された様々なプロジェクトのテーマの雰囲気を伝えるアニメーション映像や音楽も添えられる。

「ミュグレー氏の作品は非常に優れているため、彼をレジェンド、アイコンと評価する人が多いです」とボンディール氏は述べた。

 同回顧展は3月2日から9月8日まで一般公開される。(c)AFP