【2月27日 AFP】インドのトップ女優、シュリデヴィ・カプール(Sridevi Kapoor)さん(54)が24日夜、訪問中だったアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで死去し、インド国内ではその早すぎる死を悼む声が広がっている。UAEの警察は26日、死因はホテルの浴槽での水死だったと発表した。

 おいの結婚式に出席するためUAEを訪れていたシュリデヴィさんの死因は当初、心臓発作と伝えられていた。だがドバイ警察はツイッター(Twitter)への投稿で、検視結果として「シュリデヴィさんはホテルの部屋の浴槽で意識を失い、水死した」と発表した。

 シュリデヴィさんへの弔意は続々と寄せられ、ムンバイ(Mumbai)の自宅前には26日、前日に引き続き、火葬される前に一目でも会いたいと願うファンら数百人が集まった。

 インド南部タミルナド(Tamil Nadu)州で生まれたシュリデヴィさんは、約300本の映画に出演。映画界への貢献が認められ、同国で文民に贈られる第4位の賞であるパドマ・シュリ(Padma Shri)賞も受賞している。

 映画プロデューサーのボニー・カプール(Boney Kapoor)氏と結婚後、15年間銀幕から離れていたが、2012年にヒットを記録したコメディードラマ映画『マダム・イン・ニューヨーク(English Vinglish)』で女優業に復帰していた。(c)AFP