【1月30日 MODE PRESS】「ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)」のハイジュエリーと京都の伝統工芸を対比し、日仏の熟練技術の粋を紹介する展覧会「技を極める-ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」が、4月29日から8月6日まで、京都国立近代美術館にて開催される。

 独自のスタイルと優れた技術で知られる「ヴァン クリーフ&アーペル」は毎年、1都市、1美術館を選んで展覧会を開催している。昨年のシンガポールに続き会場に選ばれたのは、1200年もの歴史を持つ都・京都。熟練した職人が歴史の中で育んできた日本工芸の「技」がフランスを代表するハイジュエラーのクリエーションと共鳴する興味深い展覧会となる。

 本展は超絶技巧が集約された明治・大正期の日本の工芸作品と、「ヴァン クリーフ&アーペル」の美しい宝飾やデザインの変容が「技を極める」という点に着目して構成された。さらに特別出品として人間国宝(重要無形文化財保持者)である森口邦彦(Kunihiko Moriguchi)らによるコラボレーション作品も展示する。

 空間構成は「文化の融合と未来」をテーマに、建築家・藤本壮介(Sou Fujimoto)が手がける。日本的な奥行きを現代的な素材で表現した演出には要注目。また「ヴァン クリーフ&アーペル」の現地工房を一部再現したコーナーなども貴重な展示となるだろう。

 ゴージャスできらびやかなジュエリー約80点を見れば、「ヴァン クリーフ&アーペル」の1世紀にわたるデザインの変遷も堪能できそう。技と技がぶつかり合う、国境を越えた日仏のコラボレーションをどうぞお見逃しなく。

■開催概要
「技を極める-ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」
会期:4月29日~8月6日
会場:京都国立近代美術館
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町
開館時間:9:30~17:00、金曜日は20:00まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日、ただし6月13日および7月18日は休館、7月17日は開館

■お問い合わせ先
テレホンサービス(展覧会のご案内)/075-761-9900

■関連情報
・ヴァン クリーフ&アーペル公式HP:www.vancleefarpels.com
・京都国立近代美術館公式HP:http://highjewelry.exhn.jp/
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