【1月18日 AFP】米国の次期ファーストレディー、メラニア・トランプ(Melania Trump)夫人(46)は背が高くてスリムな元モデルだが、目下、「ファッションポリス」から新手の「取り締まり」を受けている。夫ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期大統領の政策のせいで、夫人への衣装提供を拒否するデザイナーが続出しているのだ。

 男性誌GQでヌードを披露、フランス・パリ(Paris)でモデルとして活躍、さらにファッション誌ヴォーグ(Vogue)の表紙も飾ったことのあるメラニア夫人にとって、一世一代の衣装選びの機会は目前に迫っている。20日夜に開かれる夫トランプ氏の大統領就任式でいったい何を着るのか?

 トランプ氏は米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に対し、「就任式用の素晴らしいドレスがなかなか見つからない」と、今回の式典をまるで社交界で大人気の催し物として示したいかのように語っているが、果たしてそれが現実のものになるかどうかは、現時点では不明だ。

 マミー・アイゼンハワー(Mamie Eisenhower)元大統領夫人のピンクのシルクのドレスから、ミシェル・オバマ(Michelle Obama)現大統領夫人が着用したジェイソン・ウー(Jason Wu)氏のデザインによる白いドレスまで、歴代ファーストレディーが大統領就任式でまとったドレスは、スミソニアン協会(Smithsonian Institution)が運営する米国歴史博物館(National Museum of American History)で一堂に集められ、展示されたこともある。

 メラニア夫人に用意されているハードルが特別高いのも事実。初のファッション業界出身者のファーストレディーであるだけではなく、前任者のミシェル夫人は歴代で最もスタイリッシュかつ最も愛されたファーストレディーの一人だからだ。