【12月15日 MODE PRESS WATCH】「マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル」が、12月17日から2017年2月12日までの期間中、渋谷・Bunkamuraザ・ミュージアムで開催される。ファブリックやドレスなど計200点以上が揃う国内初の大規模な巡回展となる。

 フィンランドのテキスタイルブランド「マリメッコ(Marimekko)」は、1951年にアルミ・ラティア(Armi Ratia)によってヘルシンキで創業された。フィンランドの伝統的なモチーフや自然に着想を得て生み出された、大胆でカラフル、そして抽象的なデザインが特徴だ。柄の映えるシンプルなカッティングの服は人気を呼び、その後インテリアまで展開されることとなる。

 国内初の大規模な巡回展となる本展では、「マリメッコ」の60年にわたる歴史をたどり、個性あふれるデザイナーの仕事ぶりと活躍を紹介する。ヘルシンキのデザイン・ミュージアムの所蔵作品から、ファブリック約50点以上、貴重なヴィンテージドレス約60点、デザイナー自筆のスケッチ、そして各時代の資料などが展示される。

 会場は3つのセクションで構成され、「はじめに―マリメッコとは?」には、1950年~2000年代の象徴的な柄のファブリックが揃う。60年以上におよぶマリメッコの歴史を辿る「マリメッコの歩み」では、創業当時の貴重なドレス、ファブリック、アクセサリーや食器などに加え、時代を創った著名デザイナーのインタビュー映像を見ることができる。

 さらに「デザインの芸術」では、デザインを描き起こしてから、ファブリックとして製品化されるまでの過程を同ブランド本社にあるプリント工場の貴重な映像を交えながら紹介する。また、デザイナーが柄の構想を練る際に描いた自筆のスケッチと、実際に製品化されたものを並べて展示し、有名な柄が生まれた原点をみせていく。

 本展会期中にあたる12月17日から12月22日まで、創業者アルミ・ラティアの波瀾万丈な人生を描いた映画「ファブリックの女王」がBunkamuraル・シネマにて限定上映される。初期「マリメッコ」の役員でもあった監督が、創業者アルミ・ラティアを知る生き証人として自らメガホンを取った意欲作だ。劇中には美しい「マリメッコ」デザインが数多く登場。世界中の老若男女に愛され続けている“シンプル・タイムレス・ユニセックス”なブランドに貫かれた、先鋭的なスピリットに迫る。

 描き起こしデザインからファブリックになるまでを辿る、貴重な展覧会。ぜひ足を運んでみて!

<5組10名様に招待券をプレゼント!>
★★★応募はこちらから★★★ 2017年1月4日(水)正午締め切り

■展覧会概要
・マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル
期間:12月17日~2017年2月12日 ※1/1のみ休館
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
時間:10:00~19:00(最終入館 18:30)
※12月31日を除く毎週金・土曜日は、21:00まで(入館は20:30まで)
価格:一般 1,400円(1,200円)、大学・高校生 1,000円(800円)、中学・小学生 700円(500円)
※(  )内は前売り・団体料金
※団体は20名様以上。電話での予約(申込み先:Bunkamura Tel. 03-3477-9413)
※学生券は、学生証を提示(小学生は除く)
※障害者手帳の提示で割引料金あり
※前売り販売期間:12月16日まで

■映画詳細
・「ファブリックの女王」特別上映
期間:12月17日~12月22日 連日19:25~
会場:Bunkamura 6Fル・シネマ
料金:1,200円(税込)
※マリメッコ展のチケット半券提示で1,000円(税込)
※特別興行につき各種割引、サービスデーは対象外

■関連情報
・マリメッコ 公式HP:http://www.marimekko.jp/
・Bunkamuraザ・ミュージアム 公式HP:http://www.bunkamura.co.jp/museum/
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