【11月11日 MODE PRESS WATCH】東京芸術劇場は、ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)没後400年となる本年、次世代の演劇界を牽引する若手演出家として注目を浴びる藤田貴大(Takahiro Fujita)を演出家として迎え、「ロミオとジュリエット」を上演する。

 藤田は、誰もが知っている名作戯曲をまったく新しいオリジナルな切り口で現代に蘇らせ、これまで取り組んだことのない古典作品に挑戦。ほぼ女性キャストのみで描く、「ロミオとジュリエット」となる。出演は藤田作品でおなじみの青柳いづみ(Izumi Aoyagi)、川崎ゆり子(Yuriko Kawasaki)、吉田聡子(Satoko Yoshida)ほか、オーディションで選出された12名。

 衣装を手掛けるのは、1980年代を代表する伝説的なサブカルチャー雑誌「Olive」を支えてきた有名スタイリスト・大森伃佑子(Yoko Omori)。 また、衣装装飾に箔押しプリントの衣装で人気の“YUKI FUJISAWA”、衣裳協力に大森伃佑子がディレクターをつとめるDOUBLE MAISONが名を連ねる。そして宣伝イラストにも女性を起用。繊細なタッチで独特な世界観を描き、女性を中心に高い人気を誇る画家、ヒグチユウコ(Yuko Higuchi)が手掛ける。

 2015年に、寺山修司(Shuji Terayama)作「書を捨てよ町へ出よう」を新しい解釈で演出して喝采を浴びた藤田氏が、シェイクスピアの戯曲をどのように描くのか注目だ。

 東京芸術劇場は、今後の活躍が期待される若手劇団や気鋭の若手演出家・劇作家を積極的に起用して活躍の場を提供している。芸術の秋、ぜひお気に入りの作品を見つけに足を運んでみて。

■お問い合わせ
東京芸術劇場ボックスオフィス/0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00)

■展覧会概要
ロミオとジュリエット
期間:12月10日~21日(全10回公演予定)
会場:東京芸術劇場プレイハウス
作:ウィリアム・シェイクスピア翻訳:松岡和子
上演台本・演出:藤田貴大(マームとジプシー)
出演:青柳いづみ あゆ子 石川路子 内堀律子 花衣 川崎ゆり子 菊池明明 小泉まき 後藤愛佳 西原ひよ 寺田みなみ 豊田エリー 中神円 中村夏子 中村未来 丹羽咲絵 吉田聡子 石井亮介 尾野島慎太朗 中島広隆 波佐谷聡 船津健太/山本達久
衣裳:大森伃佑子
宣伝イラスト:ヒグチユウコ
チケット発売:発売中
チケット料金:S席5,500円、A席4,500円 ほか(全席指定・すべて税込)
※未就学児は入場不可

■関連情報
・東京芸術劇場 公式HP:http://www.geigeki.jp/
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