【7月8日 MODE PRESS WATCH】アートディレクターとして数々のクオリティマガジンを手掛け、日本の雑誌界にエディトリアルデザインの在り方を示した江島任(Tamotsu Ejima)氏。草分け的存在である江島氏の仕事論や人間像を綴った書籍『アートディレクター 江島任 手をつかえ』が発売された。

 江島は1933年生まれ、東京藝術大学出身。アートディレクターとして『ミセス』や『ハイファッション』、『装苑』『PLAYBOY日本版』のエディトリアルデザインを手掛け、また伝説の男性雑誌『NOW』を創刊し実質的な編集長を務めるなど、日本におけるクオリティマガジンの礎を築いた。また、広告界でも「懐石サントリー」に代表される時代を象徴する広告を多く手掛け、アートディレクターという存在価値を世に知らしめた。

 本書では、江島氏の代表的作品と人間像を、数々の貴重な図版や江島氏本人のロングインタビュー、関係者の声などで構成した全656ページの決定版。大胆で潔く、知的で繊細な作品は、時代を越えて新鮮な驚きと感動を与えてくれる。ぜひ時代を切り開いた伝説的仕事集を、手にとってみて。

■書籍概要
・『アートディレクター 江島任 手をつかえ』
編集:江島任の本制作委員会/装丁:木村裕治
発行:木村裕治 木村デザイン事務所/発売:リトルモア
定価:5,000円(税抜)

■関連情報
『アートディレクター 江島任 手をつかえ』 プレビュー動画:https://vimeo.com/171884522
リトルモア 公式サイト:http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=950
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