【6月20日 MODE PRESS WATCH】「グッチ(GUCCI)」は、フィレンツェにあるブランドの美術館「グッチ ミュゼオ」に、2004年までクリエイティブ・ディレクターを務めたトム・フォード(Tom Ford)の功績を称える新しい展示室を開設した。

 トム・フォード ルームは、「グッチ」の現クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)がキュレーション。トムに才能を見出され「グッチ」に加わったミケーレは今回、良き師であった彼への尊敬の念を形にした。

 展示室は、ウィメンズおよびメンズウェアとアクセサリーに分かれる。センシュアルな美意識が光るトムの世界観を再現し、挑戦的かつ官能的なムードに仕立てた。ウェアの展示室は、床、天井、顔にスタッズがあしらわれたマネキンまで、すべてチェリーレッドで統一。圧倒的な数のマネキンが、1990年代から2000年代にかけてファション界に多大な影響を与えた、セクシュアリティをラグジュアリーなアプローチで表現するトムの美学を纏っている。また、ライラックカラーに包まれたアクセサリー展示室では、バッグ・シューズをはじめ、当時話題となったスイムウェア(Gucci GG G-string)や手錠、犬の首環までが、歴史的芸術作品としてガラスのショーケースに納められた。

 この展示室はアリ・マルコポロス(Ari Marcopoulos)によるグッチの写真集『Epiphany』の出版記念サインイベントに合わせて公開されたもの。貴重なアーカイブを体験しに、フィレンツェ観光の際にはぜひ立ち寄って!

■お問い合わせ先
グッチ ジャパン カスタマーサービス/0120-88-1921

■美術館概要
・グッチ ミュゼオ
Piazza della Signoria, 10, 50122 Firenze, Italy

■関連情報
・グッチ ミュゼオ 公式HP:www.guccimuseo.com
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