【6月3日 MODE PRESS WATCH】「ディオール(Dior)」は6月3日、ロンドンのニュー・ボンド・ストリートに新ブティック「ハウス オブ ディオール」をオープンした。

 イギリス最大となる同店は、国際的な建築家でファッション界からも愛されるピーター・マリーノ(Peter Marino)がデザイン。「ディオール」の哲学とイギリスの伝統を融合させ、元来の建物の雰囲気を活かした石造りの店内には、シルクの絨毯やネオルイ16世様式の調度品でフランスらしいエレガンスが加えられている。各所に置かれた彫刻やアート作品は、ムッシュ・ディオールが抱いた芸術への想いを反映した。

 全4フロアでは、レディースのプレタポルテやアクセサリー、ジュエリー、ウォッチ、ベビー ディオールやキッズウェアを展開。階下のフロアでは、「ディオール オム」の売り場も設けられ、イギリス初の“ドゥミ・ムジュール(セミオーダー)”サービスを提供する。

 また特に注目したいのは、初披露となる「ディオール ホームコレクション」だ。メゾンのフレグランスから着想を得たティーセレクション、手刺繍のホームリネン、アーティストやデザイナーたちによる限定クリエーションなど、個性豊かで魅力的なアイテムがお目見えする。

 なおオープンを記念して、アイコニックなバッグやスモールレザーアクセサリーの限定コレクションも発売。ロンドン生まれの彫刻家で、デザイナーや画家としても活躍する現代アーティスト、マーク・クイン(Marc Quinn)とのコラボレーションにより誕生したこのコレクションは、バイオレットやホワイト、ブラックの蘭の花が咲き誇るフローラルプリントのアイテムや、浮き彫り細工の花びらをあしらったシルバーレザーの「レディ ディオール」などをラインナップする。

 ロンドンに遊びに行く際は、「ディオール」の世界をまるごと体現した同店にぜひ立ち寄って。

■ブティック概要
・House of Dior
2016年6月3日オープン
場所:160-162 New Bond Street, W1S 2UE

■関連情報
ディオール 公式HP:www.dior.com
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