【1月13日 MODE PRESS】デザイナーのジェレミー・スコット(Jeremy Scott)は、ステージに上がってスポットライトを浴びるのが苦手で、できれば自己主張は服だけに託したいと考えているという。

「モスキーノ(Moschino)」のクリエーティブ・ディレクターを務める上、「ロンシャン(Longchamp)」や「アディダス オリジナルス(Adidas Originals)」とコラボレーションを展開し、さらに自分の名を冠したブランドも手掛けているジェレミー。「自分の仕事で一番苦痛なのは、(一礼するため)ステージに上がって、みんなの目にさらされることだね」「私は社交的なようで引っ込み思案なんだ」

 一方でジェレミーは、多忙なスケジュールを抱えながらも「落ち着いて」いて、いつも通りの自分を保つことに誇りを感じているという。

「私にとって3度目となるショーの前日、(伝説的スタイリストの)イザベラ・ブロウ(Isabella Blow)が会いに来て、初対面での会話の中でこう言ったんだ。『すごく落ち着いているね』と。私は『準備万端だからですよ』と答えたよ」

「当時の私は、イザベラが他の人たちとの仕事でどういう経験をしてきたかを分かっていなかったんだ。デザイナーたちが部屋中のものを投げ散らかしたり、口汚い言葉をののしったりするってことをね」「私はいまだかつてそんなふうになったことはない。そういう話を聞くとショックなくらいだよ」(c)Bang Showbiz/MODE PRESS