【10月26日 MODE PRESS WATCH】デザイナー、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の、最も輝きそして最も堕落した10年間を描く映画『サンローラン(SAINT LAURENT)』が12月4日、ついに日本公開となる。

 20世紀のファッション界を席巻し、「モード界の帝王」とまで呼ばれたサンローラン。ミニドレスの”モンドリアン・ルック”や”スモーキング”スタイルで華麗な成功を収めた裏には、公に語られることのなかった創造の苦しみやスランプがあった。本作は世界的大ブレイク直後の1967年からの激動の10年間を描いている。

 同時に、“近年最高のキャスティング”と話題の出演陣にも注目したい。天才デザイナーの喝采と孤独を人気実力派俳優のギャスパー・ウリエル(Gaspard Ulliel)が熱演。そのほか2013年カンヌパルムドールを受賞した『アデル・ブルーは熱い色』のレア・セドゥ(Léa Seydoux)、名匠ヴィスコンティに愛されたヘルムート・バーガー(Helmut Berger)と、豪華メンバーが顔を揃える。

 監督はベルトラン・ボネロ(Bertrand Bonello)。2014年カンヌ国際映画祭のコンペ部門出品をはじめ、セザール賞では最多10部門ノミネート、アカデミー賞にも仏代表に選出されるなど各所で絶賛を浴び、本国フランスでは大ヒットを記録している。

 退廃的で甘美。めくるめく絢爛豪華な映像美で描く成功者の傲慢と孤独。サンローランの真実の姿が独創的世界観で描かれる本作を、この機会にぜひ劇場でチェックしてみて。

■公開情報
タイトル:サンローラン(SAINT LAURENT)
公開:2015年12月4日(金)TOHOシネマズ シャンテほか 全国順次ロードショー
配給:ギャガ

■関連情報
・サンローラン 公式HP:saintlaurent.gaga.ne.jp
(c)MODE PRESS