【6月11日 Relaxnews】フランスのファッションアイコンとして知られるイネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)が5月28日、パリ(Paris)に新たなブティックをオープンさせた。

 デザイナーやモデル、パフューマー(調香師)という顔に加え、著書「パリジャン・シック(Parisian Chic)」をはじめ執筆活動もおこなうイネスが、今回オープンさせた広さ200平方メートルの店舗では、自身の名を冠したブランドのアイテムやプレタポルテラインに加え、セレクトアイテムも取り扱っている。

 同店では靴やジュエリー、アクセサリー、文房具などに加え、自転車や陶器、ソープディスペンサーなどをそろえる。

 最も安いアイテムは1ユーロ(約135円)で、予算にかかわらず買い物を楽しめる。イネスは、「自分用に、そしてギフト用としても、さまざまな値段のものが見つかる場所にしたかったのです」とコメントした。店内には、「手作りのイメージ」を中心とした家族の雰囲気を生み出すことを目指したという。

 パリのシックなセーヌ(Seine)川左岸地区に位置するこのブティックは、かつてブロンズ鋳物工場だった場所で、昔ながらのガラス屋根やナポレオン3世(Napoleon III)時代のキャビネットなどもそのまま残されている。店内にはさらに、デザインチームがプレタポルテコレクションのプロトタイプを生み出すワークショップも設けられており、ブランドのクリーンな美学にパリジャンのシックさがプラスされたショップだ。

「イネス・ド・ラ・フレサンジュ・パリ」というブランドは、16年前にイネスの第一号店が閉店されたのに伴っていったん休止されていたが、2013年に再ローンチ。イネスが小売業界に華やかなカムバックを果たした。

 イネスは昨年、ユニクロ(Uniqlo)とコラボレーションしてカプセルコレクションを発表している。またモデルとしては、「ロレアルパリ(L'Oréal Paris)」の顔になっている他、シューズブランド「ロジェ・ヴィヴィエ(Roger Vivier)」のグローバル・アンバサダーも務めている。(c)Relaxnews/AFPBB News