【4月9日 marie claire style】世界の少女、そして少女の心を忘れない大人たちに向けて放つ豪華最新作と言えば、何百年もの間、世界中から愛され続けるフェアリー・テイル『シンデレラ』。ここで主役のシンデレラを演じるのはリリー・ジェームズだ(Lily James)。「それは巨大だったの。おまけにコルセットがきつくて息もあまりつけなかった。凄くロマンティックなシーンなのに、実のところとても苦しくて・・・。外見は、何の問題もなく自然に楽しく踊っている感じを出さなければならなかったし。寒さの中、夕方5時から翌朝6時頃まで夜通しの撮影も多かった。おまけにあのワイヤー入りドレスじゃトイレに行くのも大変で・・・」とお茶目に笑う。舞踏会のシーンで、スクリーンを魅了するあのクリスタルをちりばめた、めまいがするほどゴージャスな青いドレスの着心地について言っているのだ。

 もちろんハリウッド大作の主演は初めて。見事ケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)監督によって大役に抜擢された。「脚本がとにかく気に入ったの。描かれていたシンデレラ像も素敵だったし、ケン(ブラナー監督)との仕事も素晴らしかった。シンデレラと父との会話のセリフが心を打った。シンプルであるにもかかわらず、物語全体に非常に重要な意味を持っていると思ったの」

 ロンドン郊外生まれの26歳。演劇学校を5年前に卒業。以後、舞台からテレビ、映画と、とんとん拍子で女優人生を駆け上ってきた。決定的なブレークは日本でも最近火が付きつつあるイギリスのテレビシリーズ「ダウントン・アビー(Downton Abbey)」でローズ・マクレアを演じたこと。でも20世紀初頭のファッションに優雅に身を包む時代劇とデジタル・アニメーションを駆使したファンタジーでは、撮影方法もさぞ異なったのでは?「確かにアニメのキャラクターを相手にした演技は、想像力を必要とされたわ。でも、演技する前にどんなシーンを想定しているか教えてもらったので、それほど難しくはなかった。大胆に想像力を逞しくして演技するように心がけたの」