【3月17日 MODE PRESS】「マルベリー(Mulberry)」の新しい最高経営責任者(CEO)に、デザイナーで現在、同ブランドの非業務執行取締役を務めるティエリー・アンドレータ(Thierry Andretta)氏が任命された。「ランバン(Lanvin)」、「モスキーノ(MOSCHINO)」、「グッチ・グループ(Gucci Group)」、「LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループ(LVMH)」などを渡り歩いてきたアンドレータ氏が、4月7日にCEOに就任する。

 「マルベリー」は先日、1年以上空席状態にあるクリエイティブディレクターのポストに、「セリーヌ」の元アクセサリーデザイナー、ジョニー・コカ(Johnny Coca)を起用すると発表。コカは7月の就任が決まっている。

 マルベリーのゴッドフリー・デービッド(Godfrey David)会長は、「ティエリーをCEOに迎えられて嬉しい」と述べた。「彼はファッションやラグジュアリーグッズ分野の経験が豊かで、国際市場での成長に向けた我々の野心的な計画をリードする能力があります。私たちは新クリエイティブディレクターのジョニー・コカの起用と並行して優秀な人材を探しており、ティエリーがCEO候補として最適だという結論に至ったのです」

 アンドレータも、新しいチームと働けることを楽しみにしていると語った。「マルベリーは英国に生産拠点を持つ真の英国ブランドです。同ブランドには国際市場での大きな潜在力があり、私はゴッドフリーやジョニー、その他のメンバーたちと一緒にビジネスを築いていくことを楽しみにしています」(c)Bang Showbiz/MODE PRESS