【2月11日 AFP】音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞(Grammy Awards)の本年度授賞式が8日、米ロサンゼルス(Los Angeles)で行われた。この日、トップミュージシャンらはクラッシックなモノトーンを身にまとってレッドカーペットに登場した。

 3部門で受賞したビヨンセ(Beyonce)は、「プロエンザ スクーラー(Proenza Schouler)」をチョイス。深いVネックで胸元があらわになった、長袖のシアーなブラックドレスで登場した。

 胸の谷間を強調したのはビヨンセだけではない。マドンナ(Madonna)は露出度の高い「ジバンシィ(Givenchy)」の黒とピンクのミニドレス。バストは「危ない」高さまで寄せ上げられ、黒のサイハイブーツと肘上まで隠れる手袋を合わせてセクシーなトレアドール(闘牛士)スタイルを完成させた。

 ラッパーのニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)は「トム・フォード(Tom Ford)」のブラックドレスを着用。胸元はおへそまで広く切り込み、ヒップラインを強調していた。

 スイートなポップナンバー「オール・アバウト・ザット・ベース(All About That Bass)」で「最優秀レコード賞」と「最優秀楽曲賞」の2部門にノミネートされたメーガン・トレイナー(Meghan Trainor)は、「Galia Lahav」のシアーな黒いドレスの上に、さらに長いレースを羽織っていた。父親と一緒にレッドカーペットを歩いたメーガンは、グラミー賞授賞式の場に立てたことで「一つ夢がかなった」と喜んだ。

 先日第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)のハーフタイムショーに出演し話題をさらった、ポップ界のプリンセス、ケイティ・ペリー(Katy Perry)は、紫に染めたヘアにクリスタルがあしらわれた「ズハイル・ムラド(Zuhair Murad)」のシルバードレスを合わせた。

 「最優秀新人賞」にノミネートされていたポップロックグループ「ハイム(Haim)」三姉妹のうち、2人はシンプルな黒の装いだったが、ダニエル(Danielle Haim)だけは白いパンツスーツ姿だった。

 イギー・アゼリア(Iggy Azalea)との共作「ファンシー(Fancy)」で知名度を上げた英出身のチャーリーXCX(Charli XCX)も「モスキーノ(Moschino)」の白スーツを選んだが、ピンクのボウタイでガーリーさをプラスした。