【9月2日 MODE PRESS】手の温もりが感じられる新しい素材作りにこだわってきたファッションブランド「HaaT」。東京・青山のLA COLLEZSIONE南青山にて、ブランド設立以降15年にわたり開発してきたテキスタイルに焦点をあてた、「Heart in HaaT」テキスタイル展が開催中。

 トータルディレクターを務める皆川魔鬼子(Makiko Minagawa)は、1971年より三宅デザイン事務所にて「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」の素材作りに携わる。1983年インドを訪れ、「ガンディー思想の手紬、手織りのカディが布地の原点だと感じ、日本でもそのような素材ができたら」と考える。同社でも合成繊維の製品の量産化が進む中、素材の質、天然性にこだわったHaaTを2000年に立ち上げる。

 今回は、日本製のものから、厳選された服や小物計76種類が、技法の紹介と共に展示されている。400年の歴史を誇る伝統的な有松絞り、世界初の「多品種小ロット織物生産システム」を利用し、多色の糸を一本に繫ぐアレンジワインダーの織物、ウールを収縮させることでその形状変化をデザインとするウール縮絨など。展示空間も雫や水滴のイメージをさせるなど工夫された造りとなっている。会期は8日まで。

■展覧会概要
「Heart in HaaT」テキスタイル展
会期:2014年8月31日(日)~9月8日(月)11:00-18:00
※6日(土)は18時半よりトークイベント開催、22時まで開場
会場 : LA COLLEZIIONE 南青山3F 
住所 : 東京都港区南青山6-1-3

■関連情報
・HaaT 公式HP:http://www.isseymiyake.com/brand/haat.html
(c)MODE PRESS