【8月11日 MODE PRESS】資生堂(SHISEIDO)は9日、コーポレートメッセージである「一瞬も 一生も 美しく」をテーマに新たな美の価値観を提案するユーザー体験型トークイベント「BinoBa」を東京・銀座で開催した。記念すべき第1回目のゲストは、女優の宮沢りえ(Rie Miyazawa)と宇宙物理学者の佐治晴夫(Haruo Saji)。この日2人は『宇宙』と『美』をキーワードに、宇宙という大きな視点から「美」とは何か、それぞれの想いを語った。

 宇宙と美との関係について、「もともと、数学というのは星への憧れから生まれたもの。夏であればはくちょう座が出てきたり、冬であればオリオン座が出てきたり、どうして星は規則的に動くのだろう、というところから数学は生まれた。美も同じ。僕は宮沢さんの写真集『サンタフェ』を最初に見たときにまず、この美しさを数式にしたいと思った。ミロのヴィーナスを見ても黄金分割が使われている。そういう意味で言えば、数学や美しさ、宇宙というものはどこかで繋がっている」と佐治。

■2人の立場から考える「美」とは

 佐治は美について「僕にとっての美しさというのはバランスが取れていること、つまり一方的に偏っていない『中庸』ということ。白か黒かではなくて、白でもあって黒でもあるという新しい視点から見ることが大事。その中には不規則なものがあってもよい。規則と不規則が適当に混ざっていたり、相反するものがちょうどバランスを取っているところが魅力であり、美だと思う」と語った。

 宮沢は「10代の頃に仕事を始めてこの年になって今、思春期の子たちが出演している映画を見ると、演技のうまさ以上にその時にしか持てない思春期のいらだちや美しさというものに心を打たれることがある。一方で、年を重ねて得るものがとても大事だなと思うようにもなれた。例えば自分が負った心の痛みやつらさというものがエッセンスになって、豊かさにつながっているような気がする」と自身のキャリアを振り返りながら話した。

■BinoBa公式サイト:http://www.shiseidogroup.jp/binoba/
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