【7月22日 MODE PRESS】「エルメス(HERMES)」のクリエイティブ・ディレクター、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)が自身のブランドに専念するため、10月に開催される15年春夏コレクションを最後に「エルメス」を去ることを明らかにした。

 クリストフは「エルメス」との共同声明の中で、「現在私のブランドは重要な成長を遂げており、そこに全力を注ぐ必要があると考えました」とコメント。また、「エルメス」のアクセル・デュマ(Axel Dumas)CEOは「彼のアーティスティックディレクションのおかげで、エルメスはその美学を高め、財政的にも非常に申し分のない結果を出すことができました。彼のブランドの成功を願っています」とコメントした。

 クリストフは2010年、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)の後を継ぐ形でブランドに参加した。クリストフの後任はまだ発表されていないが、アナリストは後任がブランドに悪影響を与えることはないだろうと語る。サンフォードC.バーンスタイン(Stanford C. Bernstein)社のラグジュアリー・グッズ・アナリスト、マリオ・オルテッリ(Mario Ortelli)氏は「エルメスはデザイナーとはあまり関係なく、ブランド自体が偉大な伝統と時代を超えるエレガンスを持っています」とコメントした。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS