【7月15日 MODE PRESS】9日に14/15年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した「メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)」のヘッドデザイナーが、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)であることが明らかになった。

 マチューは今回バックステージで、元上司のラフ・シモンズ(Raf Simmons)と抱擁を交わし、東洋にインスパイアされた今季のコレクションについて語り合っているところが目撃されていた。

 『ヴォーグ(VOGUE)』のインターナショナル・エディター、スージー・メンケス(Suzy Menkes)は、「ファブリックのエキゾチックさと、素肌が見え隠れする色気のあるパッチワークで秀逸な新作を見せたメゾン マルタン マルジェラが、ついにデザイナーのマチュー・ブレイジーを表舞台に登場させた」とコメント。

 また、「マルジェラを傘下に置く『オンリー・ザ・ブレイブ(Only the Brave)』の代表レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)氏がブレイジーを裏方に留めておきたいと考えたのは、理解できる。マルジェラ本人さえ滅多に顔を見せなかったのだからなおさらだ。しかし、ブレイジーのような才能をいつまでも隠しておくわけにいかないだろう」とも語っている。

 2009年に創始者のマルタン・マルジェラ本人がブランドを去って以降、ブランドはデザイナーの存在を明かしていなかった。デザイナーらが「合同チーム」とみなされるべきだと主張し、個人に関するコメントは避けていたという。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS