クリッパーズの選手は、パフォーマンスに何らかの影響があったことを否定したものの、騒ぎの渦中でのプレーには集中力を欠いていた。

 グリフィンは、「いつもの試合と変わらなかった」とコメントした。

「気が散ることは、よくある。僕たちは思うように動けず、勝ちを引き寄せることに執着しなかった。とにかく、第5戦に照準を定めて準備をしていくしかない。ミスを修正して改善していく必要がある」

 今回の人種差別発言によって、チームの士気が奪われ、打撃を被ったか聞かれたポールは、「いいや」と答えた。

「負けたのはロッカールームにいる自分たちの問題だ。これまで僕たちはキャンプをはじめとして、準備を整えてきた。そのやってきたことの成果なんだ」

 「自分たちの仕事」は相手を止めることだと語ったポールは、カリーとのマッチアップが不十分だったことに対して自分自身を責めた。

 一方、ドック・リバース(Doc Rivers)HCは、チームの準備が不十分だった自身の責任を口にした。

 リバーズHCは、「正しい方向で選手たちに準備させたと思っていたが、まったく違った。自分の仕事を改善しなければならない」と述べ、「他の要因だとしても、それは私の過失だ」と続けた。(c)AFP