【5月1日 MODE PRESS WATCH】バーツラフ・ニジンスキー(Vaslav Nijinsky)をはじめ、数々の著名なダンサーや振付家、作曲家などを輩出し、舞踏や舞台デザインの世界に革命をもたらしたロシアの伝説的なバレエ団「バレエ・リュス(Ballets Russes)」。そのコスチュームを一堂に集めた日本初の展覧会「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス」展が6月18日から国立新美術館でスタートする。

 セルゲイ・ディアギレフ(Sergei Diaghilev)が主宰し、20世紀初頭に一世を風靡したこのバレエ団には、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)、アンリ・マティス(Henri Matisse)、ジョルジュ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico)、レオン・バクスト(Leon Bakst)、ココ・シャネル(Coco Chanel)など時代を代表する錚々たる顔ぶれのアーティストたちが参画し、音楽や舞台装置、衣装デザインなどを手がけた。

 同展では、オーストラリア国立美術館が所有する「バレエ・リュス」の衣装コレクションを初期、中期、後期、バレエ・リュス解散後の4つの時代に区切って展示。考え抜かれたデザインやカット、鮮やかな色彩や手の込んだ装飾など、当時の技術を駆使して作られた衣装の数々が並ぶ。

 また、期間中は同展企画者のロバート・ベル氏などの講演会や、映画『バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び』の上映会といったイベントなども開催予定。さらに音声ガイドにはKバレエカンパニーの芸術監督・熊川哲也氏も登場。見どころ満載の企画展となっている。

【イベント概要】
・「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス」展
会期:6月18日~9月1日
休館日:毎週火曜日(※8月12日は開館)
開館時間:10:00-18:00(※毎週金曜日、8月16日、23日、30日は20時まで)
会場:国立新美術館 企画展示室1E
料金:当日/一般 1,500円、大学生 1,200円、高校生 600円
   前売・団体/一般 1,300円、大学生 1,000円、高校生 400円
(c)MODE PRESS

【関連情報】
バレエ・リュス展 公式HP:http://www.tbs.co.jp/balletsrusses2014/
国立新美術館 公式HP:http://www.nact.jp/exhibition_special/2014/Ballets_Russes/index.html