【9月30日 MODE PRESS WATCH】故エルザ・スキャパレリ(Elsa Schiaparelli)によって創立された「スキャパレリ(Schiaparelli)」は30日、デザイナーのマルコ・ザニーニ(Marco Zanini)をクリエイティブ・ディレクターに迎え、今後オートクチュール及びプレタ・クチュールコレクションを発表することを明かした。

 これまでマルコは、「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」や「ヴェルサーチ(Versace)」、「ホルストン(Halston)」、「ロシャス(Rochas)」などでキャリアを磨いてきた。今後はクリエイティブスタジオのヘッドとして、スキャパレリのスピリットに溢れた、クチュール、アート、そしてイノベーションを融合させたコレクションをディレクションしていく。マルコが手がける初コレクションは、2014年1月にパリで開かれるオートクチュールコレクション会期中に発表される予定。

 「スキャパレリ」は13/14年秋冬パリ・オートクチュールコレクション期間中の7月1日、ブランドの再ローンチを記念したカプセルコレクシュンをファッションデザイナーのクリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)が手がけたことでも話題になったばかり。今後の動向に世界中が注目するブランドのひとつでもある。

■コメント:マルコ・ザニーニ

「私のミッションは、スキャパレリの名を現在そして未来に再び轟かせること」と語るマルコ・ザニーニは、更に、「このプロジェクトに、私はとても強い感情的な繋がり、エルザ・スキャパレリの知的で革新的なパーソナリティーへの尊敬の念を込めている。エルザはそのデザインを通して、彼女の時代のトレンドを予期すると同時に日常生活に溶け込むものを生み出し、様々な視点からクリエイティビティにアプローチしていた。それは現代においても非常に重要なこと。私が目指すのは、このアイコニックなクチュールハウスの素晴らしい美学を蘇らせることです」
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