【4月24日 MODE PRESS】ファッションデザイナーの前田華子(Hanako Maeda)が手がける「アディアム(ADEAM)」はブランド初の単独店を東京ミッドタウンに25日、オープンする。自立した現代のリアルな女性像を彷彿させるコレクションは、日常のラグジュアリーをほどよく落とし込んだ仕上がりが特徴。海外生活が長い前田だからこそ表現できる世界観は国内だけに留まらず、海外でも高い評価を得ている。同店では、東京とニューヨークという二つのホームタウンからインスピレーションを受け、芸術性と機能美を融合したADEAM最新のコレクションが豊富な品揃えで一堂に並ぶ。

「ブランドを象徴するグレーと白を基調にした店内は、NY・チェルシーにあるアトリエをイメージソースにした。服をアートのように見せたかったので、ギャラリーのようにシンプルでミニマルなショップにしました。そのなかにも遊び心を取り入れたかったので、その要素をスチールと木、ガラスとベルベット、硬質なものとソフトなものなど什器の質感で表現した。そういった組み合わせなどからも、ブランドポリシーの“伝統と革新の融合”を感じてもらえれば」と前田。

 同店では、デザイナー自身がセレクトした日本初上陸のシューズブランドも取り扱うほか、ショッピングタイムをより充実したものにするため、買い物中の顧客に対して地下1階のディーン&デルーカからドリンクやスイーツを手配して提供する。また、店内に入ると香るジャスミンをベースにした前田こだわりのディフューザーは、同店のために特別に作った。洋服を主体にしたショップでありながら、ファッションだけでなく、香りや食など、アディアムを表現するための要素を組み合わせることでブランドの世界観を完成させた。(c)MODE PRESS