【4月1日 MODE PRESS WATCH】「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」がこれまでランウェイショーで発表してきたショーピースを展示した作品展「MARC JACOBS ICONIC SHOWPIECES EXHIBITION」が、2013年4月2日から14日までの13日間にわたって開催される。このような形式での発表は、日本初の試み。

 同展では、アメリカファッション協議会(CFDA)から最多数の受賞歴を誇り、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアーティスティック・ディレクターも務めるマーク・ジェイコブスのシグニチャーブランド「マーク ジェイコブス」の歴史をたどり、アーカイブ作品の中から厳選された数々の作品を間近で鑑賞することができる。

 ショーピース以外にも、ソフィア・コッポラやヴィクトリア・ベッカムなどを起用した過去のキャンペーンビジュアルや、マーク ジェイコブスをこよなく愛する日本国内のセレブリティからのメッセージを展示しているほか、来場者が広告キャンペーンビジュアル同様のセットで記念撮影を行うことができる特設フォトブースも設置されている。

 また今回会場となった東京・表参道にあるIDOLの空間をプロデュースしたのは、現在東横線渋谷駅跡地で開催されている「UT POP-UP!TYO」などをはじめ、過去に幾多のデザイン賞を受賞し、日本でもっとも注目を浴びる空間デザイナーの谷川じゅんじ氏によるもの。

「今回の空間は、“アンサンブル:調和させる”がテーマ。音楽みたいな空間を作りたかった。なぜなら、彼は毎シーズン、テイストや手法を変えてコレクションを発表するけれど、どう抗ってもどれをとってもやっぱり“マークジェイコブス”だから。楽しむところ、喜ぶところ、彼のモチベーション自体が形に留まらないということを考慮して、今回の作品展では、余計なモノを削ぎ落として、彼の作品が浮かび上がるような空間にしたかった」と谷川氏。

 まるで美術館にいるかのような感覚に陥る一方で、お楽しみ企画も盛り沢山の本展は、4月14日までの開催。

作品展「MARC JACOBS ICONIC SHOWPIECES EXHIBITION」
開催期間:2013年4月2日(火)~14日(日) 11:00-23:00
場所:IDOL(アイドル)
東京都港区南青山5-11-9 B1F
(c)MODE PRESS