第85回アカデミー賞、オスカー受賞の言葉
このニュースをシェア
【2月25日 AFP】24日、米ハリウッド(Hollywood)のドルビーシタター(Dolby Theatre)で行われた第85回アカデミー賞(Academy Awards)授賞式で受賞者たちはさまざまな言葉で喜びを表現した。
■激戦を制して
「15年前にもここにいました。また戻って来るとは全く思わなかった」
主演/監督/製作を務めた『アルゴ(Argo)』で作品賞に輝いたベン・アフレック(Ben Affleck)。15年前はマット・デイモン(Matt Damon)と脚本を共同執筆した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(Good Will Hunting)』でアカデミー脚本賞を受賞。
■「鉄の女」のはずだった米大統領?
「3年前、役を交換しようっていう話があるまで、僕はマーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)を演じるつもりだった。リンカーン役で、スティーヴン(スピルバーグ監督)の第一候補はメリル(ストリープ)だったんだよ。そのバージョンも見てみたいよね」
『リンカーン』でアカデミー史上初の3度目の主演男優賞を受賞したダニエル・デイ・ルイス(Daniel Day-Lewis)。プレゼンターのメリル・ストリープ(Meryl Streep)がオスカーを獲得した『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(The Iron Lady)』とかけてジョークであいさつ。
■ドレスの異常事態
「今のは何? ドレスを見て。このドレスで階段を上がろうとしたら、ああなったの。生地を踏んでしまったのよ。階段にワックスがかけられてたんだわ」
『世界にひとつのプレイブック(Silver Linings Playbook)』で主演女優賞を射止めたジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)。オスカーを受け取るためステージに上がろうとしてつまずいた後で。
■今年は脚本家の年
「今年この賞を受賞できるなんて本当に名誉だと思う。脚本賞も脚色賞も素晴らしい作品ばかりだ。今年は脚本家の年だろう」
黒人奴隷制を扱った西部劇『ジャンゴ 繋がれざる者(Django Unchained)』が脚本賞を受賞したクエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)監督。同監督は95年の『パルプ・フィクション(Pulp Fiction)』でも同賞を受賞している。
■信仰
「ありがとうございます、映画の神様」
『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(Life of Pi)』で監督賞を受賞したアン・リー(Ang Lee)監督。
■「夢やぶれて」を歌って
「夢がかなったわ」
名曲「夢やぶれて(Dreamed a Dream)」他を熱唱したミュージカル映画『レ・ミゼラブル(Les Miserables)』で死にゆく娼婦ファンテーヌを演じ、助演女優賞を受賞したアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)。
■もうパーティーガールは卒業
「シャンパンを1杯飲んだら、最近はもうだめね」
『007 スカイフォール(Skyfall)』の主題歌「スカイフォール」で歌曲賞を受賞した英歌手アデル(Adele)が舞台裏で「この後の予定」を聞かれて。
■どこにいるんでしたっけ?
「みなさん、ホワイトハウスへようこそ」
『アルゴ』が受賞した作品賞の発表に、首都ワシントンから中継で加わったミシェル・オバマ(Michelle Obama)大統領夫人。
■きわどいオープニング
「私たち、みなさんのバスト、拝見しましたよ。みなさんのバスト、拝見しましたよ」
授賞式の司会を務めたセス・マクファーレン(Seth MacFarlane)のオープニングパフォーマンス。映画内で豊かなバストを披露した多くの女優たちについて歌った。
(c)AFP