【2月24日 AFP】25日(現地時間24日)に迫った第85回アカデミー賞(Academy Awards)授賞式に先立ち、今年のノミネート作品や俳優にまつわる面白いデータを見てみよう。

■「最年少」と「最高齢」候補が激突、主演女優賞

 アカデミー主演女優賞史上「最年少」候補と「最高齢」候補が同時ノミネートされている。最年少は『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~(Beasts of the Southern Wild)』のクヮヴェンジャネ・ウォレス(Quvenzhane Wallis)で9歳。最高齢は『愛、アムール(Amour)』のエマニュエル・リヴァ(Emmanuelle Riva)で85歳。リヴァは授賞式が行われる24日には、86歳の誕生日を迎える。

 ちなみに俳優部門全体のノミネートの史上最年少は『クレイマー、クレイマー(Kramer vs. Kramer)』(1979年)のジャスティン・ヘンリー(Justin Henry)で、助演男優賞に当時8歳でノミネートされた。史上最高齢は『タイタニック(Titanic)』(1997年)のグロリア・スチュアート(Gloria Stuart)で、助演女優賞に87歳でノミネートされた。

■実は「第85回アカデミー賞」ではない?

「今年はただ『オスカー』と呼んでほしい」と述べたのは、授賞式の共同プロデューサー、ニール・メロン(Neil Meron)氏。先週のインタビューで「ブランド再生だ。僕たちは『第85回アカデミー賞』みたいな、かび臭い呼び方はしない。『ザ・オスカーズ』だ」と語った。アカデミー賞広報担当によると、呼び方は毎年違うという…。

■コダック倒産で「ドルビー・シアター」に

 毎年授賞式が行われてきた「コダック・シアター(Kodak Theatre)」の名称も昨年5月、「ドルビー・シアター(Dolby Theatre)」に変わった。こちらは米映像機器大手イーストマン・コダック(Eastman Kodak)が倒産し、シアタービルの命名権契約から撤退したため。入れ替わりで米音響技術大手ドルビー・ラボラトリーズ(Dolby Laboratories)が、社名をアカデミー賞に結びつけるチャンスに飛びついた。

 ■作品賞と外国語映画賞の同時ノミネートはわずか5本目

『愛、アムール』は作品賞と外国語映画賞にノミネートされているが、この両方の賞に同時ノミネートされたことがあるのは過去4作品だけ。『Z』(1969年、外国語映画賞受賞)、『移民者たち(The Emigrants)』(1972年)、『ライフ・イズ・ビューティフル(Life is Beautiful)』(1998年、外国語映画賞受賞)、『グリーン・デスティニー(Crouching Tiger, Hidden Dragon)』(2000年、外国語映画賞受賞)となっている。

■ジョージ・クルーニー、W・ベイティに並ぶ

 作品賞にノミネートされているベン・アフレック(Ben Affleck)監督の『アルゴ(Argo)』のプロデューサーを務めたジョージ・クルーニー(George Clooney)。クルーニーはこれで作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4部門にノミネートされた経歴を持つことになる。同4部門にノミネートされたことがあるのは他にウォーレン・ベイティ(Warren Beatty)ただ一人だ。

■存命人物最多48回目のノミネート

 スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督の『リンカーン』で作曲賞にノミネートされている作曲家ジョン・ウィリアムズ(John Williams)。ノミネートは今回48回目で、存命中の人物では最多となる。故人を含めてもこれを抜くのは、59回ノミネートされたウォルト・ディズニー(Walt Disney)しかいない。

■2年連続ノミネート、ジェシカ・チャステイン

 国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の最高指導者ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の追跡劇を描いた『ゼロ・ダーク・サーティ(Zero Dark Thirty)』で主演女優賞にノミネートされているジェシカ・チャステイン(Jessica Chastain)。今年の候補者の中で昨年に続き2年連続のノミネートとなったのはチャステインのみ。昨年は『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~(The Help)』で助演女優賞にノミネートされていた。

■大ボリュームの豪勢アフターパーティー

 授賞式後に行われるパーティー「ガバナーズ・ボール(Governors Ball)」はゲスト1500人を予定しており、シャンパンのボトル1500本、グラス1万2000個、オスカー像をかたどったパン6500個、養殖カキ1300個、メインロブスター600匹、伊アルバ(Alba)産の白トリュフ約4.5キロ、仏ブルゴーニュ(Burgundy)産の黒トリュフ約4.5キロ、チョコレート製ミニオスカー5000個、食用金箔約4.5キロが用意されている。

メニュー例:
オードブル:スモークーサーモンのオスカー像、ダックワンタン、神戸牛ミニバーガー、ピザのアソート
メインディッシュ:ベークドポテトのキャビア添え、タイ香辛料風味の赤ダイの蒸し物、トリュフ入りマカロニチーズ
デザート:マンゴーケーキ、ハックルベリーのマカロン、ボンボンなど

(c)AFP